メモ
いつも本を買うが、
最後まで読む事は少ない。
その本を買うという事は
その内容が自分が欲している内容である事を
半分期待している。
そして本を読み進めるうちに
その内容に納得するにせよ不服であるにせよ
自分に身となる内容である事を楽しむ。
最後までたどり着けない本は、
今の自分にとって出会うべきでない本なのかもしれない。
でも、今回買った本は
一気に最後まで読み進める事ができた。
後に深く考えるために、
ここにメモ書きを残しておく。
後の自分が深く考えるかどうかは
その時の自分が決めれば良い。
p.3
子供には、勤労や納税といった目に見える義務がありません。親や社会に守られながら、毎日を自由気ままに生きています。未来はどこまでも続いていて、自分にはなんでもできるように思える。醜い現実を見なくてすむよう、その目を覆い隠されている。
p.40
答えとは、誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくべきものです。他者から与えられた答えはしょせん対処療法にすぎず、なんの価値もありません。
p.44
大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである。
p.45
いまのあなたが不幸なのは自らの手で「不幸であること」を選んだからなのです
p.50
「こんなわたし」を選んだのはあなたなのです。
およそ10歳前後だというのが、アドラー心理学の見解です。
p.52
人はいろいろと不満はあったとしても、「このままのわたし」でいることのほうが楽なのであり、安心なのです。
p.53
「幸せになる勇気」が足りていないのです。
p.56
これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない
p.68
自分の短所をみつけ、自分のことを嫌いになり、対人関係に踏み出さない人間になってしまえばいい。そうやって自分の殻に閉じこもれば、誰とも関わらずにすむし、仮に他者から拒絶されたときの理由づけにもなる。
p.73
たとえば新聞などを通じて同年代の人間が活躍している姿を見ると、どうしようもない劣等感を抱きますね。
p.78
すべての悩みは対人関係の悩みである
p.83
「成功できない」のではなく、「成功したくない」のだと考えなければなりません。
単純に、一歩前に踏み出すことが怖い。また、現実的な努力をしたくない。いま享受しているたのしみーーたとえば遊びや趣味の時間ーーを犠牲にしてまで、変わりたくない。
p.86
優越コンプレックス
p.88
不幸自慢
自らの不幸を武器に、相手を支配しようとする。
p.89
わたしたちの文化のなかで、誰がいちばん強いか自問すれば、赤ん坊であるというのが論理的な答えだろう。赤ん坊は支配するが、支配されることはない。
p.92
誰とも競争することなく、ただ前を向いて歩いていけばいいのです。
健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるものです。
p.94
自分が自分であろうとするとき、競争は必ず邪魔をしてきます。
p.96
他者全般のことを、ひいては世界のことを「敵」だと見なすようになる
p.106
怒りとは、しょせん目的をかなえるための手段であり、道具なのですから。
p.107
人は、対人関係のなかで「わたしは正しいのだ」と確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れている
p.109
行動面の目標は「自立すること」と「社会と調和して暮らせること」の2つ。そしてこの行動を支える心理面の目標が「わたしには能力がある」という意識、それから「人々はわたしの仲間である」という意識です。
p.111
「仕事のタスク」「交友のタスク」「愛のタスク」の3つにわけ、まとめて「人生のタスク」と呼びました。
ひとりの個人が、社会的な存在として生きていこうとするとき、直面せざるをえない対人関係。それが人生のタスクです。
p.120
さまざまな口実を設けて人生のタスクを回避しようとする事態を指して、「人生の嘘」と呼びました
p.143
自分を変えることができるのは、自分しかいません。
p.154
困難に直面することを教えられなかった子供たちは、あらゆる困難を避けようとするだろう
p.161
ほんとうの自由とは、転がる自分を下から押し上げていくような態度なのです。
p.162
自由とは、他者から嫌われることである。
あなたが誰かに嫌われているということ。それはあなたが自由を行使し、自由に生きている証であり、自らの方針に従って生きていることのしるしなのです。
p.163
他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。
p.168
対人関係のカードは常に「わたし」が握っていた
p.185
「わたし」は、世界の中心に君臨しているのではない。「わたし」は人生の主人公でありながら、あくまでも共同体の一員であり、全体の一部なのです。
p.188
「この人はわたしになにを与えてくれるのか?」ではなく、「わたしはこの人になにを与えられるか?」
p.197
ほめるという行為には「能力のある人が、能力のない人に下す評価」という側面が含まれています。
p.201
勉強しなさいと上から命令するのではなく、本人に「自分は勉強ができるのだ」と自信を持ち、自らの力で課題に立ち向かっていけるように働きかけるのです。
p.202
人は、ほめられることによって「自分には能力がない」という信念を形成していくからです。
p.204
ありがとう、感謝
うれしい、喜び
助かったよ、お礼
p.205
人は、自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる
p.206☆
人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えたときにこそ、自らの価値を実感できる。これがアドラー心理学の答えになります。
p.226
共同体感覚を持てるようになること。そこで必要となるのが、「自己受容」と「他者信頼」、そして「他者貢献」の3つ
p.229
神よ、願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ
p.232
信頼、、懐疑
p.240
交換不能な「このわたし」をありのままに受け入れる自己受容。そして対人関係の基礎に懐疑を置かず、無条件の信頼を置くべきだとする他者信頼。そして、他者貢献とは、、、?
p.242
ありのままの自分を受け入れるーーつまり「自己受容」するーーからこそ、裏切りを怖れることなく「他者信頼」することができる。そして他者に無条件の信頼を寄せて、人々は自分の仲間だと思えているからこそ、「他者貢献」することができる。さらには他者に貢献するからこそ、「わたしは誰かの役に立っている」と実感し、ありのままの自分を受け入れることができる。「自己受容」することができる。
p.243
アドラー心理学をほんとうに理解して、生き方まで変わるようになるには、「それまで生きてきた年数の半分」が必要になるとさえ、いわれています。
p.253
幸福とは、貢献感である
p.260
普通であることの勇気
p.264
人生とは、連続する刹那。われわれは「いま、ここ」にしか生きることができない。
p.275
人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです。過去を見て、未来を見て、人生全体にうすらぼんやりとした光を当てて、なにか見えたつもりになることです。
p.276
決めるのは、昨日でも明日でもありません。「いま、ここ」です。
p.278
「一般的な人生の意味はない」
「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」
p.280
「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない。
p.283
世界はシンプルであり、人生もまた同じである。
… #読書